やだ・・・ このオッサン達カッコいい・・・ サイコミ連載中 『今どきの若いモンは』 19話レビュー
こんばんは、マイルキンです。
今回はサイコミ連載中、『今どきの若いモンは』19話をレビュー。
19話 表紙は生ける伝説のオッサン達
出典:『今どきの若いモンは』第19話 1ページより
©吉谷光平
石沢課長
「・・・少し昔話がしたくてな」
石沢課長や風間部長、恵比寿課長の若い頃はサービス残業が当たり前でパワハラ上等!な世の中だった。
恵比寿課長はお酒が苦手なのに、風間部長に無理矢理飲まされて吐いてしまったという苦い思い出がある。
今なら訴えを起こせるレベル。
出典:『今どきの若いモンは』第19話 3ページより
©吉谷光平
石沢課長も入社したとき、上司が厳しくて何度仕事を辞めようと思ったことか。
石沢課長は自身の過去を語りつつ、歳をとって上司になったときの気持ちを吐露する。
石沢課長
「でもよ いつの間にかオレらも歳とって上司になってよ」
「『今どきの若いモンは』って同じようなこと言ってんのよな」
「あんだけなりたくなかった口うるさい上司みたいによ」
恵比寿課長が悩んでいた事と全く同じ事を石沢課長も悩んでいた。
これには恵比寿課長もびっくり!
今の若いやつらとは育ってきた時代、環境・常識も違う。
出典:『今どきの若いモンは』第19話 5ページより
©吉谷光平
石沢課長
「・・・・・・」
「ちゃんと伝わってる」
「ちゃんと話せば世代が違っても分かり合えるモンだよ」
確かに恵比寿課長が言っていることはキツい。下手したらパワハラだと訴える者も出てくるかも知れない。
だが、伝わっている者もあの新人研修会場にはいた!
出典:『今どきの若いモンは』第19話 7・8ページより
©吉谷光平
若者は何を考えているのか分からないって思ってサジを投げるのは簡単。
しかし上司は向き合わなければならない。
嫌われたとしても、厳しいことを言わなくちゃいけない。
恵比寿課長はそんな若者に逃げずに向き合っている!
石沢課長や風間部長と肩を並べるくらい立派な上司なんだ!
出典:『今どきの若いモンは』第19話 10ページより
©吉谷光平
ライバル視していた石沢課長から感謝の言葉を受けて、涙を流す恵比寿課長。
石沢課長
「まぁ厳しく言い過ぎて訴えられんなよ じゃあな」
恵比寿課長
「・・・一言余計なんですよ・・・」
石沢課長
「・・・あ」
「お前もたまには甘くしてみたらどうだ? ココアみたいに」
がっつり例の名言も聞かれていた・・・
恵比寿課長
「甘いのはココアだけで充分ですよ・・・」
恵比寿課長は昔から独り言が多かったらしい。やっぱ石沢課長には頭が上がらないな。
恵比寿課長
「あ・・・ アナタみたいな人には絶対負けませんからね!!」
石沢課長
「おう頑張れよ~」
昔話を終えた石沢課長はその場を去って行った・・・
お互いはライバルだけど、包み隠さず本音を言える仲。
理想的な関係だな~
ちょっとバカにした言い方の石沢課長も珍しい。若い頃から働いている仲間だからこそ言える台詞だと思った。
それだけ恵比寿課長を信じているのだろう。
終
『今どきの若いモンは』で登場するオッサンはやっぱりカッコいい!
19話は特にそう感じました。このオッサン達の若い頃の仕事話をもっと聞いてみたいです。
今回はここまで、それではー
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