mairukinのブログ

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柚月裕子作、中央公論新社出版の「盤上の向日葵」を紹介します!

こんばんは、マイルキンです。

今日はお休みなので、がっつり書かせていただきました!

 

さて、今回は柚月裕子作、中央公論新社出版の「盤上の向日葵」というミステリー小説を紹介します。

 

 

 

 

私がこの本を手に取ったきっかけはやはり、私が好きな「将棋」をテーマにした小説だからです。

2018年度本屋大賞2位になった話題作というのもあり、買いました。

 

物語の結末を書いてしまったら面白くないので、簡単な登場人物紹介とストーリーを説明します。

 

●どんな小説?本のサイズはどれくらい?

 

この本は将棋をテーマにしたミステリー小説です。ページ数は563ページあります。

ハリーポッター賢者の石のページ数は455ページなので中々長編小説です。

私はたまに本を読む程度なので、読み終わるのに1週間掛かりました。

本のサイズは縦19.5cm、横14cm、厚さ3cmなので持ち運びには向かず、家でゆっくり読むのがおススメですね~

電子書籍で読むんであれば、問題ないですけど。

 

●ストーリーについて

 

★あらすじ

 

平成6年、埼玉県さいたま市大宮区の山中で白骨化した遺体が発見された事件で、被害者の遺留品に名匠、菊水月が作った将棋の駒が発見された。

 

若手刑事佐野直也と中堅刑事石破剛志はその菊水月の駒を将棋研究家、矢萩充に鑑定してもらい手掛かりを探していく内にある人物にたどり着く。

 

そして同時期に、山形県天童市にある神の湯ホテルで若き天才棋士、壬生芳樹(みぶよしき)竜昇(りゅうしょう)と炎の棋士、上条圭介(かみじょうけいすけ)六段の対局が始まった・・・

 

★特徴

平成と昭和を行き来したストーリーです。

作中のプロ棋士のタイトル名はすべて現実のタイトルをもじっています。

例)竜昇→竜王、王棋位→王位

 

平成では刑事の佐野直也と石破剛志の2人を中心です。

物語の核心に迫り、ある人物を追っていきます。

 

昭和では炎の棋士、上条圭介の子供時代からプロ棋士になるまでの生い立ちが描かれています。

 

重要人物

 

平成編

 

埼玉県警 

 

佐野直也(さのなおや)

若手刑事。平成編の主人公。埼玉県警地域課。男性で30代。プロ棋士の養成機関、奨励会の元会員。奨励会に16歳から26歳まで通うが、プロ棋士になれず退会。その後、刑事の道へ。

今回の捜査員の中で将棋に一番詳しいことから、遺体に残された駒の捜査をベテラン刑事、石破剛志と行う。

 

石破剛志(いしばつよし)

ベテラン刑事。埼玉県警捜査一課。男性で45歳。口が悪く、嫌味な性格で人付き合いがよくない。

しかし、刑事としての腕は第一級と噂されている。上司部下問わず、言いたいことははっきり言うので、煙たがっている捜査員が多い。

 

プロ棋士

 

上条圭介(かみじょうけいすけ)

プロ棋士。平成編のもう一人の主人公。33歳。6段。プロ棋士の養成機関である奨励会を経ず、実業界から転身して特例でプロ棋士になった異例の棋士

不利な将棋でもひたすら耐えて受け続ける粘り強さと、我慢に我慢を重ねた終盤、一瞬の隙をついて、まるで火が付いたように相手の玉を攻め立てることから「炎の棋士」と呼ばれている。

 

 

壬生芳樹(みぶよしき)

プロ棋士。24歳。7つあるプロ棋戦のタイトルうち、王棋位を除く6冠を保持している。名人になるために生まれてきた男、と呼ばれる若き天才棋士

上条圭介6段とは竜昇戦の7番勝負で対局。3勝3敗のタイにもつれ込み、勝負は第7局の最終戦に持ち込まれた。

14歳でプロ棋士になり、弱冠18歳でタイトル獲得。今や万人が認める将棋界の第一人者でありスターである。

 

昭和編(46年から始まる)

 

上条圭介

昭和編の主人公。当時9歳。諏訪市立南小学校3年生。家の事情で新聞配達の仕事をしている。母、春子は既に死去。父、庸一にネグレクトを受けている。

この頃から将棋が好き。新聞配達の合間に古紙回収で捨てられていた将棋雑誌を無断で持ち帰っていたところ、それを捨てた唐沢光一郎に見つかる。

これがきっかけで彼と交流し、将棋の腕を磨いていく。

 

唐沢光一郎(からさわこういちろう)

教師。圭介とは9歳の頃に出会い、交流していく。

将棋が趣味で将棋雑誌を多くコレクションしていた。圭介の将棋の才能を見出して、奨励会に入会するように勧めるが・・・?

圭介の事を息子のように愛している。平成編でも少し登場。

 

 

東明重慶(とうみょうしげよし)

圭介が大学生の時に出会った中年男。賭け将棋で生計を立てる新剣師。数多くいる新剣師の中で歴代最強と謳われ、「鬼殺しのジュウケイ」と呼ばれる。

彼との出会いによって、圭介は奇妙な人生を歩んでいく。平成編でも登場する。

 

いかかでしたか?

あまり詳しく書きすぎるとネタバレになってしまうので簡単に書かせていただきました。

 

特に見どころは唐突に始まった昭和編が伏線を回収し、平成編の核心につながるところです!

終盤は手に汗握りましたよ~

 

興味を持った方はぜひ手に取ってみてくださいね。

 

今回はここまで。それでは~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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