mairukinのブログ

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 旧約青春麻雀物語 シノハユ11巻 感想 慕ちゃん、大ピンチ!

こんばんは、マイルキンです。

今回は原作:小林立、作画:五十嵐あぐりの麻雀漫画、『シノハユ11巻』をレビュー。

ネタバレ注意!!

 

シノハユは本編(『咲』)と比べ、咲さんのようにオカルトめいたとんでも能力者があまりいない麻雀漫画。時代設定は『咲』の十数年前で、舞台は島根県松江市。純粋に麻雀が強いキャラクターばかりなので現実味があり読みやすい。

 

〇内容

11巻は主人公、白築慕(しらつきしの)が強豪の森脇暖奈(もりわきあいな)、椋千尋(むくのきちひろ)、行長柚葉(ゆきながゆずは)と試合で戦っている話がメイン。

 

〇見どころ

・行長柚葉(ゆきながゆずは)と椋千尋(むくのきちひろ)の友情

柚葉と千尋は同じ中学校の同級生で仲が良い。

千尋は麻雀が強すぎて周りの友達はうんざりしていた。千尋自身も自分が強すぎて対等に戦える友人が居なくて寂しく感じていた。

 

そんな時に来たのが柚葉。巷で噂になっている強豪、永見知子と対等に麻雀を打つために千尋に「練習相手をして」と声を掛けた。

段々打っていくうちに千尋と一緒にいられることが嬉しくなり、柚葉は千尋と友達になった。

 

寂しさを感じ、涙を流していた千尋を受け入れるシーンが見どころである。

柚葉はこの試合で千尋に勝ち、対等の存在になりたいのだ。

 

・美保関(島根県の地名)の巧者、森脇暖奈(もりわきあいな)の独走

 

慕、柚葉、千尋の強豪を相手に独走状態。

相手一人ひとりの分析力と場の判断力が優れており、点数の差を広げていく。

特に慕を注目していて南場の後半でまくる闘牌スタイルを知っていた。まくられないように東場前半でチクチクと慕を追い詰めていく・・・

 

・風前の灯火の慕、打開策は・・・?

暖奈に何度も放銃し、持ち点1500点になった慕。最初の持ち点は25000点なのですぐ飛んでしまい試合終了になってしまう。

 

この時の慕の絶望顔が愉悦シーン。絶望的な状況から慕は天使の羽が付き(そんなオカルトありえません)麻雀卓上に飛んでいく。鳥瞰(ちょうかん)。全体を見渡して最善手を導く慕の能力(?)

 

同じ麻雀部の石飛閑無(いしとびかんな)、瑞原はやり(みずはらはやり)が試合している様子、そして赤土晴絵(あかどはるえ)、三尋木咏(みひろぎうた)、後に戦うであろう赤阪郁乃(あかさかいくの)と小鍛治健夜(こかじすこや)達を見た。

 

「なんかいろんな人が見えた気がする・・・ 知らない人も大勢いたけどみんな同世代だったな・・・」

この体験を経て局面がいろいろ見えてきた慕。相手の当たり牌をうまくかわしてツモ和了し6700点に。

 

ただし、状況は絶対絶命から大ピンチに変わっただけ。ついにやってくる、千尋の親番が。

千尋は親番になると強くなり、なんと7連続和了(十数年後の某インターハイチャンピオンを彷彿させる)し再び点数を削られ大ピンチに。

暖奈がツモ和了で連荘を止めるが、持ち点が300点になってしまった。

 

「このままじゃ個人戦でも全国にいけない・・・ お母さんに見てもらえないーーー・・・」

残り300点の点棒を見て母が失踪した時の記憶を思い出す。

ここでコミックは終わってしまった。咲さんや穏乃(しずの)はここまでピンチになった事なかったぞ。池田ァくらいだな、持ち点0点になったのは。

 

 

〇まとめ

総評

◯展開★4

◯テンポ★4

◯キャラ★4

◯画力★4

 

100点満点中80点。窮地に追い込まれた主人公が次巻でどうやって挽回するかが楽しみ。

今回はここまで、それでは~

 

 

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