うちの商品を買うのは不可能だ サイコミ連載中 『今どきの若いモンは』 74話 レビュー
マイルキンです。
今回はサイコミ連載中、『今どきの若いモンは』74話をレビュー。
ユウジ
「三田村さんは客じゃない」
年収600万のはずなのに、なぜ?
三田村夫婦はこの物件を買いたいと言っているが、そもそも「買えない」のだ!
ユウジが事前に調べていた三田村夫婦の情報を麦ちゃんに説明する。
まず、三田村夫婦には土地が無い。麦ちゃんが勧める物件は3000万。
土地代と物件を合わせて少なく見積っても4000万。
年収600万であれば、借入は35年ローンで上限約7000万。
1年で210万払うという計算になる。
ただし、年収600万で210万払うというのは現実的ではないので5000万程のローンが妥当。
麦ちゃん
「だったら・・・!!! 三田村さんは5000万のローンを組んで買えるじゃないですか!!!」
ユウジ
「これは年収600万あればの話だよ」
「ご主人が昨年フリーランスになってる」
1年目のフリーランスではローンを組めないため、三田村夫婦の年収は奥さんの350万ということになる。
三田村夫は立派に稼いでいるようだが、銀行はそんなことを見てくれない。
年収400万以下のローン限度は35年ローンで約3675万。
4000万には届かず、三田村夫婦には車のローンも残っているらしい。ダメじゃん。
ユウジ
「三田村夫婦がうちの商品を買うのは 不可能だ」
ユウジは良くあることだから、次のお客さんを捜して、と麦ちゃんに伝える。
麦ちゃんは三田村夫婦とのやり取りを思い出す。どうしても納得がいかない。
麦ちゃん
「嫌です」
ユウジ
「・・・え?」
麦ちゃん
「私嫌です そんな無責任なこと」
半人前の自分を信頼してくれて、契約してくれるとまで言ってくれた三田村夫婦。
わがままでもそんなお客様を見捨てるなんてできない!!!
出典:『今どきの若いモンは』第74話 10ページより
©吉谷光平
麦ちゃんはユウジに三田村夫婦の予算の範囲内で買える物件がないか、必死に尋ねる。
麦ちゃん
「そうだ!!! ウチで買えないなら他社の商品とか・・・」
「マンションだったら予算におさまるかもしれませんよね!!!」
「そういう資料用意して・・・ 三田村さんに届けてきます!!!」
ユウジ
「ちょっと・・・ 麦田さんそれは・・・」
???
「・・・いい加減にしろよ お前」
ここで声を荒げたのはノブ。
元々こいつがスルーしなかったら、ここまでならなかったのにどの口聞いてんだ!
出典:『今どきの若いモンは』第74話 12ページより
©吉谷光平
終
以上です。ここでノブが話に割り込んできました。
次回麦ちゃんVSノブの舌戦です。
今回はここまで、それではー。
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出典:『今どきの若いモンは』特別編( 2020/04/06)4ページより
©吉谷光平
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